アストラルのつれづれ旅日記

旅好きの写真日記。主にアニメ・マンガの舞台探訪(聖地巡礼)について。

花は咲く、修羅の如く 聖地巡礼(舞台探訪)

ついに放送が開始されたアニメ「花は咲く、修羅の如く」

響け!ユーフォニアム』でおなじみの武田綾乃先生原作の青春ストーリー

2021年から、むっしゅ先生による作画でウルトラジャンプにて漫画も連載されています。

武田先生原作とあって、作中に登場する学校やその他の背景は京都の風景をモチーフに描かれています。

昨年行われた先行上映で第1話を視聴。

登場した背景の場所を調査し、年明けに聖地巡礼を行って参りました!

 

※新たな話数で登場したカットの聖地巡礼についても、こちらの記事に随時追記して参ります。

 

※この記事では、舞台探訪で撮影した写真との比較・検証のため、アニメ作品の画像を引用させていただいております。

これら画像の著作権は、スタジオバインドすももが丘高校放送部(製作委員会)に帰属していることを明示させていただきます。

 

探訪日:2025年1月4日

    2025年3月7~9日

    2025年4月19、20日

 

 

 

京都府立嵯峨野高等学校

登場人物たちが通う高校。

京都府立嵯峨野高等学校がモデルとなっています。

こちらの高校は、原作者の武田綾乃先生の母校。

放送部も実在し、作品を描く上で取材もされたとか。

 

正門

敷地内の掲示板も描かれてます

 

正門を背に道路側を見たカット

奥の建物も一致してますね。

※学校の敷地外から撮影しています

 

校舎へ歩いていく花奈とお母さん

改変あり。

左端の建物は一致してますね。

 

校舎正面の時計塔の部分

敷地内からでないと同じアングルでは撮れません。

上の写真は正門横の公園から撮ってます。

 

漁港の風景

ところ変わって舞鶴へ。

第1話冒頭で登場した港のカットは舞鶴漁港がモデルとなっています。

伊佐津川に架かる大和橋という橋の側から望遠で撮影。

主人公の花奈が暮らす十鳴島の風景として登場したこちらのカット。

『十鳴島』なので最初はどこかの離島がモデルではと思っていましたが、調査の結果、舞鶴など京都の海沿いの地域をモチーフに背景を描いていることが分かりました。

 

伊佐津川

第1話の前半で登場するこちらのカット

上記漁港カットの撮影ポイントで、後ろを振り返るとこちらのカットになります。

奥のビルなど、建物は若干改変あり。

島っぽさを出す為に高い建物は省いたのかなと。

 

破れたフェンス

このフェンスを現地で見つけたときは震えました(見つかると思ってなかったので)

針金の曲がり方も忠実に描かれてます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下、2025年3月、及び4月に行った舞台探訪についてご紹介致します。

 

京都教育文化センター

第9話の合同練習会が行われた建物。

京都市にある「京都教育文化センター」がモデルとなっています。

 

実際は作中よりも小さめな建物。

 

入口前から道路の反対側を見たアングル。

 

以下、第10話のカット諸々

入念なロケハンが伺えます

 

京都御苑

合同練習会のお昼休憩で花奈達がお弁当を食べていた場所。

京都御苑の中にある児童公園がモデルとみて間違いないでしょう。

大きな丸太が特徴的。

左奥に見える建物は休憩所です。

 

実際は、休憩所と丸太の位置関係は一致しません。

休憩所の位置に合わせて撮るとこんな感じ。

丸太は見えません。

 

丸太は休憩所から向かって右手にあります。

 

左手前に描かれている小川と橋ですが、京都御苑南西にある「出水の小川」がモデルとなっているようです。

作中の公園は、児童公園と出水の小川のパーツを組み合わせて描かれているようですね。

 

差分カット諸々

 

作中で描かれている街灯も一致しています。

 

出水の小川。

 

舞鶴市平地区

舞鶴の市街地から北へ8㎞ほどの場所にある平地区。

OPで花奈が走っているシーンは、平地区から舞鶴クレインブリッジ方面を見たアングルのようです。

改変多め。

 

第5話、放課後花奈と杏が語らいながら歩くシーン

こちらのカットは、平地区の高台にある祠付近から撮影可能です。

 

ボート乗り場

再現度高い。

 

堤防を歩く花奈と杏

 

差分カット諸々

 

こちらは平バス停のベンチ

 

最後のカットは改変かと。

俯瞰カットを撮影した場所から撮ってみましたが、堤防は見えず。

 

七条通り/東舞鶴

5話で花奈とみーこが歩いていた道

舞鶴七条通りをモチーフに描かれていると思われます。
「夢通り」の看板や街灯がほぼ一致。建物もある程度一致してるかな。

作中では道路の上を横断している通路のようなものが描かれていますが、おそらくアーケードの屋根を描いたものかと。

 

うーん、5話の描き方だとやっぱアーケードの屋根には見えないw

 

6話冒頭でも七条通が登場。

 

こちらの写真をベースに、

 

こちら右端の建物を切り貼りして描いた画だと思われます。

 

こちらのカットはあまり建物は一致せず。

 

神崎海水浴場

第7話で撮影をしていたこちらの海岸

舞鶴市の神崎海水浴場がモデルになっていると思われます。

山の稜線や、奥に見える建物、砂浜へ下りる階段など一致箇所多数。

 

以下、差分カット諸々

こちらは東屋の屋根でした

 

オフシーズンだった為か、ゴミがかなり散乱していました。

砂浜も広く、海水浴場としては良い場所だと思われます。

 

海岸線の道

第8話で”音探し”をする一行

舞鶴市街から平地区へ向かう途中にある海岸線の道(舞鶴野原港高浜線)がモデルになっているようです。

フェンスや、奥に見える燃料貯蔵所のタンクなど、一致箇所多数。

 

差分カット諸々

 

宇治市文化センター

第7話で登場した舞台の会場。

宇治市文化センターがモデルとなっているようです。

まさかの宇治市

 

 

このシーンは一致箇所が分からず…

 

窓の形的にはここが一番近いかと。

垣根はありませんでした。

 

修羅が歩いていたのは建物内のこの通路でしょうか?

諸々改変入ってそうです。

 

宇治川沿いの道

第8話、修羅の朗読会を聴いた後の帰り道。

朝霧橋の近く、宇治川沿いのこの道がモデルとなっているようです。

響け!ユーフォニアム」ではおなじみの場所ですね。

 

作中では石垣の側に木が生えてますね。

 

対岸から。

 

朝霧橋や街灯の描写はほぼ一致します。

 

差分カット諸々

改変多めですが、おそらくここで間違いないでしょう。

 

道の駅「雨晴」

第8話で冬賀がピアノを弾いた場所。

富山県高岡市にある道の駅「雨晴」がモデルとなっています。

まさかの富山!

海岸沿いを走る電車を撮る為に撮り鉄たちが集う「撮り鉄の聖地」となっているようです。

 

訪問した日も多くの撮り鉄、観光客で賑わっていました。

人が少なくなるタイミングを狙いたかったのですが、人気の観光地とあってなかなかタイミングが来ず…

 

現在はピアノは置かれていませんが、過去に何度かストリートピアノの演奏会が行われていたようです。

 

以下、差分カット諸々

こちらは踏切付近から望遠で撮影

 

実際は海岸と道路の間に高い塀があります。

 

日曜昼間の撮影は無謀でしたね…

次機会があれば、人が少ない日時を狙いたい。

 

ちなみに柵をこのアングルで撮れる場所は発見できず。

 

大文字山

第10話、合同練習会の後に登山を行う一行

大文字山の登山道や弘法大師堂がモデルとして描かれています。

 

大文字山登山道の入り口付近にある湧き水

 

皆が上っていた石段。

大文字山の登山道。弘法大師堂手前の石段がモデルではないかと思われます。

 

右にカーブしている個所は無かったですね…

 

京都の街を一望

弘法大師堂からの眺め

 

登山客が大勢いました。外国の方も多かった。

 

作中のアングルで撮るにはドローンが要りますね…

 

大文字山の登山道

入口

 

最初は緩やかな道が続きますが、

 

湧き水のポイントを過ぎると階段が、

 

約30分ほどの登山道

運動不足の身には結構つらい…

 

愛宕神社総本宮

登山後に皆がお参りをしていた神社

愛宕山の頂にある愛宕神社総本宮がモデルとなっています。

 

愛宕山の登山道

表参道の入り口

 

五合目まではひたすら階段が続きます。

 

五合目を過ぎると若干坂道が緩やかに、

 

と思ったら急な階段が、、、

 

黒門

この門が見えたら神社までもう一息

 

神社へ続く最後の石段

 

愛宕神社

登山道入り口から2時間ほどかかりました。

死ぬほどきつかった…

 

旧三井家下鴨別邸

第11話、12で登場した瑞希の実家。

下鴨神社の近くにある旧三井家下鴨別邸がモデルとなっています。

 

作中で描かれている渡り廊下は存在せず

 

3階部分の望楼。

実際は四方窓で囲われています。

 

入口

 

渡り廊下は改変あり

 

瑞希達が吉祥寺と遭遇した道

瑞希を救出?した一行

旧三井家下鴨別邸沿いの道ではなく、北東に伸びる「下鴨東通」という通りがモデルとなっています。

 

走ってくる吉祥寺

 

吉祥寺との遭遇ポイント

 

ノートルダム女子大学

ノートルダム女子大学

第12話終盤、Nコン京都府予選の会場のモデルとして登場しました。

 

差分カット諸々

実際にNコンの予選会場となっている場所です!

 

 

以上!

年始早々有意義な聖地巡礼が出来ました。

舞鶴を訪れたのは、2008年にAIR聖地巡礼で来た時以来。

京都の中心部から特急で1時間30分はなかなかの距離ですね…

頻繁には通えないかと思いますが、あと2、3回は本作の巡礼で足を運びたいと思います。

スクールボートの乗り場や海岸などもモチーフがあるかもしれませんね。

引き続き調査して参りたいと思います。