アストラルのつれづれ旅日記

旅好きの写真日記。主にアニメ・マンガの舞台探訪(聖地巡礼)について。

サマータイムレンダ 聖地巡礼〈原作〉~和歌山県 友ヶ島、加太、田野、和歌山市駅/香川県 男木島~

2022年4月よりテレビアニメの放送も開始された「サマータイムレンダ」

原作は田中靖規氏の漫画。緊迫感のあるストーリー展開や緻密な伏線など、SFサスペンスとして高い人気を集めている作品です。

 

本作の舞台となっているのは、作者の出身地でもある和歌山県

作中の日都ヶ島は、和歌山県友ヶ島がモデル。

しかし友ヶ島無人島。作中で登場する人々が暮らす町並みは、主に友ヶ島行の船が出ている加太や和歌山市南部の田野、香川県の男木島などの風景を元に描かれています。

 

今回、原作コミックに登場したモデル地を巡ってきたので、場所別にまとめてご紹介したいと思います!

 

※本記事は、サマータイムレンダの"原作”に登場したシーンの場所をご紹介する聖地巡礼記事です。

原作未読の方はネタバレに注意して下さい。

 

↓アニメ版の聖地巡礼は以下の記事をご覧ください!

astral-tanbou.com

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※この記事では、舞台探訪で撮影した写真との比較・検証のため、漫画作品の一部を引用させていただいております。

これら画像の著作権は、田中靖規氏に帰属していることを明示させていただきます。

 

探訪日:2022年5月1、2日

    2022年6月11日

    2022年8月6日

    2023年1月8日

 

サマータイムレンダ聖地巡礼マップ

※アニメに登場したポイントは赤、現状原作のみ登場のポイントは紫のマーカーで表示しています。

 

 

 

友ヶ島

登場人物たちが暮らす『日都ヶ島』のモデルとなっている「友ヶ島」。

街並みは加太や田野の風景が使われていますが、友ヶ島にある砲台跡などの風景が作中でも描かれています。

友ヶ島へのアクセス

友ヶ島汽船の船で渡ります。

tomogashimakisen.com

運航時刻の詳細は上記サイトをご確認ください。

 

運賃は大人往復2,200円、子供往復1,100円(2022年5月時点)

 

1便当たりの定員は100人。

少なくとも乗りたい便の1時間前には乗り場へ行って整理券をもらった方が良いかと。

ゴールデンウィークなどの繁忙期はもっと早くいかないと次の便に回されるかもです。

早めに行って整理券を貰いさえすれば、出向時間までずっと港にいる必要はありません。

周辺を散策したりしながら時間を使い、出向30分前くらいに戻ってきて整理券と引き換えにチケットを購入。

15分前ごろに船に乗る為桟橋へ並ぶイメージです。

 

帰りの便ですが、ゴールデンウィークなどの繁忙期は時刻表にかかわらず30分おきに船が出てくれるようなので安心です。

私が行った時にも30分ごとの運航でした。

 

友ヶ島案内センター

作中で登場する駐在所。

友ヶ島の船着き場近くにある「友ヶ島案内センター」という建物がモデルとなっているようです。

 

第1砲台跡

作中で度々登場する砲台跡のシーン。

こちらは第1砲台跡がモデルとなっています。

作中での登場頻度が高いカットだけにここを訪れたときの感動は一入でした!

 

第2砲台跡

1週目でシオリの影を見つけた慎平と澪が山の奥へ入っていくシーン。

この崩落跡は第2砲台跡のものになります。

 

3巻で登場するこちらのカットも第2砲台跡ですね。

 

同じく3巻で登場するカット。

 

第10巻で登場するカット。

こちらも第2砲台跡で間違いないと思われます。

 

第3砲台跡

第3巻で登場するこちらのカット。

奥に見えるレンガのアーチや石垣からして反転させて描かれているようです。

 

このカットも第3砲台跡をモチーフに描かれていると思われます。

このカットははっきりとわかりませんが、おそらく第3砲台跡なのかなと…

 

虎島

ひづるとシデの戦闘シーン。

作中でも虎島と明記されています。

 

しかし、私が訪れたときは虎島までの道が通行止めとなっており、先へ進むことができませんでした。

早く解除されると良いのですが…

また、虎島へ渡るには干潮のタイミングを見計らう必要もあります。

 

下記アニメ版の探訪記事に、作中カット以外の友ヶ島で撮影した写真を掲載しているので是非ご覧ください!

astral-tanbou.com

 

加太

作中の日都ヶ島は和歌山県の孤島「友ヶ島」がモデルですが、作中で登場する人々が暮らす町並みは、主に友ヶ島行の船が出ている港町「加太」の風景を元に描かれています。(田野や男木島の風景も街並みのモデルとなっています)

小嶋一商店(コバマートのモデル)とその周辺

作中で度々登場するコバマート。

友ヶ島汽船の船が出る港付近にある「小嶋一商店」さんがモデルとなっています。

 

正面から。

作中の旗にも描かれている通り「よもぎ餅」が有名なお店です!

 

小嶋一商店の近くにあるY字路。

趣深い路地ですね!

正面奥の小屋?の扉にはサマータイムレンダのポスターが貼ってありました。

 

Y字路のポイントから小嶋一商店方向を向いたカット。

もっと奥から取るべきだったかな…

 

この自販機も実在してました!w

小嶋一商店から淡島神社方面へ少し歩くと左手にあります。

 

第7巻、過去シーン。

タカノス山へ向かう竜之介。

Y字路のポイントから淡島神社方向を向いたカット。

 

最終巻。

異空間のシーン。

おそらくここかと。

 

影たちが徘徊する路地。

正面にはY字路のすぐ横にある「オジバキッチン」の建物が描かれています。

 

このシーンもY字路のポイントですね。

いまいち合いませんが…

 

堤川沿いの道

第1巻で登場したカット。

堤川に架かる橋のカーブミラー。

 

こちらも同じ場所ですね。

 

漁港の風景(加太大橋から撮影)

加太の港の風景。

加太大橋から撮影しました。

歩道がなく車の通行量もそれなりにあるので注意してください。

 

キシモト商店付近

慎平と澪が雨宿りをしていた場所。

キシモト商店付近の路地がモデルとなっています。

 

姫路屋横の路地

第13巻の230ページ目に描かれているカット。

姫路屋というお店の横の路地がモデルとなっていました。

 

淡島神社宝物殿

第7巻。

潮の葬式後に皆が食事をしていた場所のモデルとして描かれていました。

淡島神社の宝物殿の建物がモデルとなっています。

 

魚一商店(商店はまじのモデル)

第9巻で登場する「商店はまじ」

淡島神社のすぐ手前にある「魚市商店」さんがモデルとなっています。

 

朝から食事ができるお店です。

しらす丼美味しかった!

 

淡島神社鳥居付近

11巻で描かれている祭り会場付近の描写。

淡島神社の鳥居付近がモデルとなっています。

 

作り変えられてだいぶ様相が変わっていますが、このカットも場所はここで間違いないかと。

 

観光案内所

日都ヶ島の観光案内所として描かれているこのカット。

加太駅のすぐ横にある「加太の観光案内所」がモデルとなっています。

 

案内所横に設置されている観光案内マップ。

合わないので別にモチーフがあるかも…

 

観光案内所内のベンチ。

作中で描かれているような背もたれがあるベンチはありませんでした。

 

JAわかやまの看板

祭りの神輿を見る集団の背後に見えるのは「JAわかやま」の看板。

加太駅近くにありました。

 

堤防のパネルサイン

第5巻で描かれているこちらのパネル。

おそらくここで間違いないかと。

 

田野

和歌山市南部の「田野」という地域の風景も、日都ヶ島の街並みとして作中で描かれています。

田野の集落(俯瞰)

第9巻で描かれているカット。

県道151号線「湾岸通り」から集落へ下りる石段の途中から撮影。

最寄りのバス停は「田の浦中道」バス停です。

 

第13巻で描かれているカット。

湾岸通りから西を見たアングル。

 

湾岸通り

第8巻で描かれているこちらのカット。

湾岸通りの道路になります。

 

同じく湾岸通り。

 

9巻扉絵

第9巻の扉絵の上部に描かれている風景。

中央奥の建物が取り壊されていました。

 

ポセイドン横の路地

第9巻で描かれているカット。

ポセイドンというお店の横の石段を少し下りた場所から撮影。

間違いないと思われます。

 

奥和歌大橋からの風景

湾岸通りから石段を下って海沿いへ。

西へ進み、トンネルを抜けた先にある「奥和歌大橋」という橋から撮影しました。

第9巻で描かれているカットになります。

 

作中のように橋の欄干を入れて撮影するのは難しそうです…

 

新和歌浦ビーチ

2023年1月の再訪時に撮影。

最終話のこちらの海岸。

新和歌浦廃灯台横のビーチを反転して描いているようです。

奥の灯台も省略されてますね。

現地に訪れてやっと理解しました。

 

和歌山市駅

慎平のループ2週目冒頭、及び第3巻の扉絵で和歌山市駅構内の様子が描かれています。

南海電鉄 案内板

南海電鉄、加太行きの電車が出ているホームの案内板。

 

南海電鉄 加太行きのホーム

同じく加太行きの電車が出ているホーム。

左奥の時計の形が一致しません。

中央の柵も無いですね…

 

男木島

日都ヶ島の船着き場(桟橋)からの風景や、その他街並みとして男木島の風景が描かれています。

 

男木島へのアクセス

香川県高松港からフェリーが1日6便ほど出ています。

meon.co.jp

女木島を経由して、所要時間は40分。

 

こちらが男木島行きのフェリー「めおん」

赤い横じまの特徴的な船体ですね。

 

男木港

男木港より。

右奥に鳥居が有ったり、他の建物の形も概ね一致しているように見えます。

 

こちらも男木港のカット。

一致度高いです。

 

海上からの風景

第6巻で登場したこちらのカット。

男木島を海上から見た画だと思われます。

 

男木港周辺

島が影に飲み込まれるシーン。

男木港のすぐ近くの公衆トイレ付近。

改変はありそうですが、建物の形はほぼ一致しています。

 

こちらも公衆トイレ付近からの風景。

テントで多少分かりづらいですが、建物などぴったり一致しています。

 

同じく男木港周辺。

回想シーン。

左奥の建物が一致しています。

 

別アングル。

 

男木小中学校

第7巻で登場した学校。男木島にある小中学校がモデルであると思われます。

撮影ポイントが見つからず苦労しました…

学校の敷地から近い場所だと高い塀が邪魔して全く見えないので、海沿いの離れた場所から望遠で撮影しています。

改変はありますがここで間違いないでしょう。

 

男木小中学校前

小中学校へ続く坂道。

こちらは一致度高しです。

 

島内の路地①

趣深い路地。

男木島にある「オンバ・カフェ」というお店の敷地内から見たアングルだと思うのですが、瀬戸内国際芸術祭の期間に合わせた短い期間(春期、夏期、秋期)のみの営業のようで、私が訪れたときは閉まっていました。

 

「オンバ・カフェ」

Facebookを見ると、お店は今年の秋期までの営業のようです…

ja-jp.facebook.com

チャンスは今年(2022年)しかありません。

 

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2022年8月追記

2022年8月6日に再訪し、「オンバカフェ」さんから見た路地のカットを回収して参りました!

ほぼ完全一致の画角で撮影することが出来ました!

「オンバカフェ」さんの営業日はFacebookのページをご確認ください。

ja-jp.facebook.com

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島内の路地②

石垣のある路地。

港から小中学校へ向かう道の途中にあります。

電線や側溝などからしてここで間違いないかと。

 

 

内容は以上!

漫画の背景はほぼトレースで描かれているようなので、一致度はかなり高いですね。

アニメでは結構改変がされているように見えます。

ストーリーの素晴らしさだけでなく、緻密な背景描写も本作の大きな魅力だと思います!

 

アニメ版の探訪記事も書いているので是非ご覧ください!

astral-tanbou.com

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