またまた古い作品で恐縮ですが、今回は「天空のエスカフローネ」の聖地巡礼をご紹介したいと思います。
物語の大半が異世界「ガイア」で繰り広げられる本作ですが、主人公のひとみがガイアへ召喚される前の現実世界の描写は、鎌倉市内及び藤沢駅周辺がモデルとなっています。
鎌倉が舞台である事はコアなファンの間では有名な話のようで、ツイッターなどで検索してみるとエスカフローネの聖地巡礼で鎌倉を訪れている人たちのツイートが結構出てきたりします。
私も今回の聖地巡礼に当たり、以前ファンの方が行われた舞台探訪の内容を参考にさせて頂きました。
(主に中古品ですが)amazonでも買えるこちらのファンブック。
この中で、TV放送直後舞台探訪をされたファンの方がその様子を漫画として描かれています。
他にも面白いコンテンツが満載で、ファン必見の本となっています!
※この記事では、舞台探訪で撮影した写真との比較・検証のため、アニメ作品の一部を引用させていただいております。
これら画像の著作権は、サンライズに帰属していることを明示させていただきます。
探訪日:2018年7月15日
御成隧道/新佐助隧道
まず訪れたのはこちらの「御成隧道」。
鎌倉駅から市役所方面へ歩いてすぐの場所にあるトンネルです。
第1話、ひとみがゆかりから天野先輩の外国行きを聞かされるシーンで登場するトンネルのモデル候補の1つ。
候補と言ったのは、このトンネルの先にもう1つトンネルが有りまして…
それがこちらの「新佐助隧道」。
左右の位置は違いますが、電話ボックスがある点は作中と一致しています。
どちらも完全一致ではないので判然としませんが、2つの内どちらかがモデルになっているのではないかと推測できます。(ファンブックの中では、ファンの方は御成隧道の方を訪れていました)
その他、トンネル付近のカット。
トンネルの入口。
低アングルのカット。
人通りがそこそこあるので撮影のタイミングが難しいです;;
こちらも入り口付近のカット。
鎌倉市佐助1丁目(通学路)
同じく第1話、ひとみとゆかりの下校シーンで登場したカット。
鎌倉駅方面から御成隧道を通って少し進むとこちらの建物が見えてきます。
「日本キリスト教団鎌倉恩寵教会」の建物です。
同じ場所から目線を西へ移すとこちらの画に。
同じく下校シーンで登場したカット。
右の建物は美容院のようです。
当時と変わらない形で建物が残ってくれているのはファンとしては嬉しい限りですね。
佐助稲荷神社
次に訪れたのは「佐助稲荷神社」。
第1話後半、ひとみ達が地竜に追いかけられるシーンで登場した神社のモデルと言われています。
石段を駆け上がる3人。
境内の鳥居。実物の色は赤ではなく灰色でした。
境内の描写はかなり違いますね。
作中よりもかなり狭く、とても地竜と戦えるようなスペースはありません^^;
作中のような木製の階段は発見できませんでしたが、拝殿の奥には石段があり本殿に続いていました。
佐助稲荷神社の本殿。
ひとみ達もおそらく本殿から境内の様子を伺っていたのだと思われます。
バァンを心配して駆け寄るもそっけない態度を取られ、怒って泣き出してしまうひとみ。
拝殿の脇で撮影。
極楽寺切通し 紫陽花坂
こちらも第1話の下校シーンで登場した風景。
だいぶ改変されていますが、極楽寺切通しの紫陽花坂からの眺望で間違いなさそうです。
それにしても凄い眺めですね~
紫陽花の時期にも来てみたい。
鎌倉高校前駅周辺
あらゆる映像作品で舞台となっている鎌倉高校前駅周辺ですが、エスカフローネでもがっつり登場します。
最終話、駅のホームに立ち思い耽るひとみ。
海に面しており、奥に江ノ島を見る事ができる駅はここしかありません。
駅ホームの屋根は、鎌倉高校前駅のそれとは一致しません。
作中で描かれている屋根にかなり似ています。
屋根だけ長谷駅のものを参考にした可能性は十分ありますね。
駅ホームからバァンの姿を見るひとみ。
鎌倉高校前駅の正面の海岸にはテトラポットは無いのでここは改変ですね。
ちなみに鎌倉高校前駅から500mほど西へ進んだ先にある「小動」交差点付近からはこのようにテトラポットを見ることが出来ます。
ここは鎌倉高校前駅近くの道路。
24話でひとみが夜の街を歩くシーンがありますが、その時登場する住宅街の画はこの辺りをモチーフにしているのではないかと推測します。(建物の形は全く一致しません)
こちらも24話で登場したカット。
鎌倉高校前駅と「鎌高1踏切」の間の道路。
作中同様、手前の柵と車道の間には江ノ電の線路があります。
藤沢駅周辺
24話でひとみが夜の街を歩くシーンで、藤沢駅周辺がモデルとして登場しています。
こちらは藤沢駅北口の横断歩道の信号機。
ひとみが横断歩道を歩くシーン。
北口のペデストリアンデッキから撮影。
中央分離帯の植え込みなどが一致しています。
ここは藤沢駅北口ペデストリアンデッキの階段部分。
左奥のビルの看板がOIOI(マルイ)からMIG CAMERA(ビッグカメラ)に変わっています。
アニメ放送当時は作中同様マルイの看板があったようです。
内容は以上。
20年以上前の作品にもかかわらず、多くの場所が今でも当時と変わらない姿を残してくれているのはありがたいですね。
そこまで範囲は広くないので、1日あれば十分すべてのポイントを回ることが出来ます。
作品ファンの方々は是非鎌倉に足を運んでみてください!