(高田朋美/GIRL’S MAGIC)
「魔法のステージファンシーララ」とは
20年前の作品なので知らない方も多いかなと。
大まかに説明すると…
●1998年4月から半年間、テレ東系で日曜の朝に放送されていたアニメ作品
●「スタジオぴえろ」製作の魔法少女シリーズ第5作。(第1作は「魔法の天使クリィミーマミ」)
●大森玲子が主役の声と主題歌を担当
(ストーリー概要)
●主人公の篠原みほが、ひょんな成り行きで不思議なおじさんから魔法のペンとスケッチブックを授かる。
●魔法と言ってもできることは2つだけ
①スケッチブックに書いたものを実体化できる(作中では主に大人用の服を描いて実体化)
②呪文を唱えると大人の姿に成長できる
魔法の力で大人(といっても高校生くらい?)に成長したみほが、表参道でスカウトされ芸能活動を行うことに…というのが1話のあらすじ。
「時の記憶に思いを込めて、、今、ファンシーララに、華麗なる、せいちょー」
手足がのびる
成長後。なぜか髪色が青に
一見子供向けの作品に見えるのですが、ララに変身して芸能活動を行う時の描写等はやけにリアルで、改めて見返すと「え、これ子供が見て理解できるの?」と思えるシーンも多々有り。大人が見ても十分見ごたえのある作品であることは間違いありません。(最終回マジ泣ける;;)
是非是非多くの方にオススメしたい作品です!
とりあえずこのくらいで。
細かいことはwikipediaを参照ください。↓
子供の頃見ていたアニメ作品の中でも特に思い入れの強い本作。
今回はそんな懐かしい作品の舞台を巡りたい!ということで、調べてみたら案外いけそうだったのでGWに舞台探訪してきました!
※この記事では、舞台探訪で撮影した写真との比較・検証のため、アニメ作品の一部を引用させていただいております。
これら画像の著作権は、「スタジオぴえろ」、及び「テレビ大阪」に帰属していることを明示させていただきます。
探訪日:2018年5月3,4日
2018年7月16日
原宿駅、竹下通り
第1話。大人に成長したララが原宿を訪れるシーン。
この改札は原宿駅の「竹下口」ですね。アーチの垂れ壁は一致してると見ていいでしょう。
改札がやけに古いですが、1990年代後半は実際この形だったのかな?
竹下通りの入口。以前は作中と同じ形でしたよね!
キャッチのお兄さんから逃げるララ。
竹下通りの中程。朝なのでまだ人通りは少ないです。
これは特にカット合わせで撮ったわけではありません。
これらのお店は発見できず。以前はあったのかな?
表参道(参道橋、歩道橋)
ララが表参道でリリカルプロの羽根石社長にスカウトされるシーン。表参道の「参道橋」がモデルとなっています。
階段の形が違う(; ̄Д ̄)
ラルフローレンが出来てから変わったという話を耳にしたのですが、それまでは作中と同じ形だったのでしょうか?
階段の横にはスロープが。
石畳が新しいのでやはり作り変えられてる感ありますね。
ちなみにこちらは道路を挟んで反対側。こっちはストレートな階段ですね。
参道橋の階段付近のスプレーアート。当時の面影が若干残ってる?
参道橋の横から原宿駅方向を向いた図。
人多すぎですわ…
ローソンの看板が一致しているのはわかって頂けるかなと。
参道橋の直ぐ近くにある歩道橋。最終回、終盤のカット。
参道橋の横から表参道駅の方を向いた図。
最終回のみほとコミさんのシーン (´;ω;`)
何度観ても飽きない
しかし当時の階段が残っているときに来てみたかったな~
渋谷駅周辺
13話に登場した渋谷駅周辺のカット。
こちらはスクランブル交差点から鉄橋を見た画。
こちらも渋谷駅前のスクランブル交差点のカット。
ハチ公側から西武方向を向いた図。
理々香さんが使っているケータイに時代を感じるw
恵比寿駅
25話で登場した恵比寿駅のカット。
西口を撮影しましたが、ほぼ一致してないですね…^^;
恵比寿駅前の交番。みほが魔法のスケッチブックとペンを探すシーン。
表のガラス扉以外は一致してますね。
こちらは恵比寿駅ホームにあるレンガ造りの柱?
扉や室外機等などほぼ一致。
こちらも恵比寿駅のホームから。特にカット合わせは意識せず撮影。
中野サンプラザ
24話でララがファーストコンサートを行った中野サンプラザ。
作中では「サンピアザ野中」だったかな?
特徴捕らえて描かれてますね。
世田谷区岡本 富士見坂周辺
登下校のカットなどで度々登場する坂道。
調べた結果、世田谷区岡本にある「富士見坂」がモデルではないかとの結論に至りました。
「勾配22%」「坂の脇が階段状で緑色」等一致箇所多数。左側の塀や建物の屋根を見てもここで間違いないかと。
坂を下から見上げたカット。作中の電信柱多すぎでしょw
しかし凄い坂だなw
遠くから見ると壁のよう。
14話で登場したこのカット。富士見坂がモデルならみほの生活圏内もその周辺ではないか?と思い調べてみたら有りました!
富士見坂の近くにある堂ヶ谷戸坂。
ここまで構図が似ている場所は他に無いでしょう。
以下の世田谷区のカットはモデル地だと断定できる内容ではない為、あくまで参考程度に御覧ください。
こちらは参考までに。
ここも富士見坂の近くにある三叉路。(上記の場所とは別)
相違点が多くここだと断定はできません。
仙川に架かる西谷戸橋。
作中では坂を降りた直後のカットで橋が登場する為、同じく富士見坂を下った先にあるこの橋がモデルではないかと思ったのですが…
全然似てないですね^^;
こちらは逆に富士見坂を登りきった先にある「四之橋」という石橋。
川幅的にはこっちのほうが作中に近い気がする。
四之橋周辺の川沿いの道を撮ってみました。一致ポイントが殆ど無いのでここがモデルだと断定はできませんが…
その他、みほの家周辺の未特定カット。
これらのカットも世田谷区、もしくは「スタジオぴえろ」がある三鷹市周辺にあるのではないかと推測。
特に上の2カットは絶対モデルが有ると確信しています。
宮崎台駅
みほが都内中心部へ向かう際に利用する駅。東急田園都市線の「宮崎台駅」がモデルとなっています。
左右の擁壁や、奥に見える橋等一致箇所多数。
作中と比べホームの屋根が奥まで伸びていますが、これは屋根の延伸工事が行われた為。
以前は作中と同じ位置までしか屋根がなかったようです。
こんな感じで今では屋根が陸橋の近くまで伸びています。
上り線ホームのカット。
駅の南口。駅舎の屋根とその直ぐ上に窓がある点など一致してますね。
券売機の位置なども作中と同じですね。
南口を遠目から。
南口からツタヤ方向を向いたカット。
奥に階段がある点は一致。
宮崎台駅がみほの自宅の最寄駅だとすると、他の自宅付近のカットのモデルも宮崎台周辺に存在するのでは?と思い探してみましたが発見には至らず。個人的にはやはり世田谷区方面ではないかと思っています。
静岡県 御前埼灯台
第10話、社会科見学で静岡を訪れたみほのクラスメイトたちが、各名所を巡るシーンで登場しました。
このカットは灯台の上から撮影。
この日は風がめちゃくちゃ強く、手すりを掴んでないとガチで飛ばされる程の風速でした(・ω・`;)
灯台から県道357号線へ降りる階段の中ほどにある展望スペース。
こちらは御前埼灯台から西へ500m程離れた場所にある「ねずみ塚広場」という場所から撮影。
間違いなくここから見た画だと分かります。
静岡県 小山城
同じく10話の社会科見学のシーンで登場した小山城。御前埼灯台から車で30分ほど。
作中に登場したカット。
濠を挟んで城の反対側から撮影。
敷地の周りに広がる茶畑。静岡らしい風景。
他、静岡での未特定ポイント。
10話で登場した駅前のカット。
牧ヶ原という地名はありますが「牧ヶ原駅」は実在しません。他の静岡県内の駅を調査しましたが、一致する駅は発見できず。
ペデストリアンデッキと時計塔がヒントになりそうですが…
モデルがあるとしても静岡じゃない気がする。
社会科見学で各名所を巡るシーンで登場したカット。
何の施設でしょうか?
直前のシーンで「うなぎの養殖場~」みたいな会話をしてたのでうなぎの養殖場かな?
内容は以上!
思いの外成果は出せたかなと。
世田谷のポイントが発見できたのは大きかったです。
(この年代の作品は舞台探訪的に未開拓の作品が多く、懐かしさも相まって凄くやりがいがあります)
また、作品を見返したことで改めて「ファンシーララ」にドハマリしてしまいまして…
CDや画集、タペストリー等などを買い漁る始末。(完全にラララーに…)
しばらく熱は冷めそうにありません^^;
ロングヘアーララ可愛い