現在絶賛公開中のアニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。
去る9月の3連休に、作品の舞台となった千葉県旭市飯岡町、銚子市、神栖市、宮城県の歌津駅、三嶋神社を巡ってきました。
公開中の映画作品ということもあり、「君の名は。」のときと同様キャプ画が少ない中での探訪でしたが、予告映像や公式ビジュアルガイドブックの画像を手がかりにカット合わせを行っています。
なお今回の舞台探訪に際し、pしょうqさんの探訪記事を参考にさせていただきましたm(_ _)m
※この記事では、舞台探訪で撮影した写真との比較・検証のため、一部映画作品の画像を引用させていただいております。
※使用している画像は、予告・特報映像、本、ポスターに掲載された画像になります。
これら画像の著作権は、シャフト、及び「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」制作委員会に帰属していることを明示させていただきます。
※探訪日:2017年9月15,17日
旭市飯岡町
飯岡町は実写版の舞台でもありますね。
アニメ版では、ループ前のなずなが母親に連れて行かれるシーンで飯岡町の風景が登場します。
場所はセブンイレブン旭市飯岡谷店のすぐ近く、九十九里ビーチラインを少し南下したポイントになります。
このカットは九十九里ビーチラインから撮影。
セブンイレブンに隣接する畑です。
九十九里ビーチラインから畑沿いに右折した先の路地。
作中ではこの畑のど真ん中に風車がある設定になっていました。
この路地のカットもほぼ完全に一致します。
路地を少し進んだ先から望遠で撮影。
上記と同じ場所。なずなが母親に連れて行かれるカットです。
なずなが連れて行かれた先の路地。
左側の家の屋根や電信柱など細かな部分も一致します。
この路地を進むと飯岡小学校にたどり着きます。
上記なずなが連れて行かれた先の路地から反対を向くとこのカットに。
左の家の屋根が一致しますね。作中で花火大会のポスターが貼ってある掲示板は実際には無いみたいです。
このカットも同じ路地の交差点。交差点を挟んで北西から南東を向いたカットになります。
九十九里ビーチラインから畑沿いに左折してすぐの場所。
典道が珠を投げて最初のループをするシーン。
とりあえず今用意できるキャプで登場する飯岡町の風景はこのくらいでしょうか。
一致度はかなり高いですね。入念にロケハンされていることが伺えます。
神栖市の海岸線
所変わって神栖市の海岸線へ。飯岡町から車で40分程度でしょうか。
典道たちの登校風景で、「ウィンド・パワーかみす第1洋上風力発電所」付近のカットが登場しました。
私が撮った写真は全然カット合わせになって無いですね^^;
完全一致のポイントがあるかどうかは不明です。
君ヶ浜しおさい公園
アニメ版の主要モデル地である千葉県銚子市へとやってきました。
1日ですべてのポイントを回ろうと思ったら車は必須ですね。
まずはこちらのカットから。キービジュアルの浜辺のカット。
風車はありませんが、君ヶ浜しおさい公園から見た構図で間違いないようです。
風車を抜きにしても完全一致のカット合わせはできそうにないですね。
犬吠埼灯台
典道たちが花火を見るとても重要なシーンで登場する舞台です。
…が
あああああああああああああああああああああああああああ…orz
灯台に着いたのは午後4時20分頃。
君ヶ浜海岸を後回しにして真っ先に灯台に来ていればあるいは…
仕方ないので門の前のカットだけ回収しておきました^^;
内部の見学はまた次回。必ずリベンジします!
銚子市長崎町の三叉路
県道254号線と「長崎鼻」へ続く道が交わる三叉路。(『新酒屋 金比羅丸』の看板が掲げられている建物のすぐ側)
典道たちの下校風景で何度か登場しました。
奥の建物がほぼ完全に一致。
こんな構図のカットも登場したような…
銚子市外川町の路地
こちらは外川町の住宅街の一角。
最初のループの後、典道がなずなを自転車に乗せて路地を駆け抜けるシーンで登場。
住宅地のど真ん中と言うこともあり詳細な場所の記載は控えます。
(一応ストリートビューでも確認できるようです)
上記の路地のすぐ近く。自転車が坂を駆け下りるシーンでこのような曲がり角の路地が出てきたと思うのでうが…
他にも物語冒頭、典道が自転車に乗り登校するシーンで細い路地が出てきましたが、キャプが無いので特定は諦めました。
その他住宅街の写真。
外川町の住宅街は高台に位置しており、坂道沿いに建っている家が数多くあります。
細い坂道から眼下の港を見下ろす風景はとてもノスタルジックですね。
物語冒頭の典道の通学路はこんな路地だったような…
外川港付近の道
このカットは外川港の近くの道。
少しわかりづらいですが、左側の建物や自販機が完全に一致しています。
カット合わせには広角レンズ必須ですね…
外川駅
外川町の中心部にある「外川駅」へやってきました。
作中の背景モデルではありませんが、古い木造の駅舎は趣があり一見の価値ありです。
駅舎内。
掲示板には「打ち上げ花火~」の紹介ポスターも貼ってありました。
駅構内にある「デハ801」。なずなと典道が茂下駅から乗った電車の社内のモデルとされています。
内部の見学が可能ですが。wikipediaによると、料金は6歳以上150円、時間は9:00~14:00(土日祝他は~16:30)とのこと。
歌津駅
所変わってこちらは宮城県本吉郡南三陸町にある歌津駅。作中の『茂下駅』のモデルとされています。
仙台市から車で約1時間半。駅の周辺には震災の爪痕が多く残っていました。
駅前広場近から駅舎を撮影した1枚。ツタが建物に絡まってます。
震災で破壊された駅は現在使用不能に。現在ではBRTの運用が行われています。
駅舎へと続く階段は立入禁止に。
駅横のトンネル。
なずなと典道がこのトンネルを通って駅へ向かうシーンも登場しましたね。
トンネルをくぐった反対側の駅舎はこんな感じ。
駅前広場から北へ向かう坂道を登っていくと、この様に駅ホームを上から覗き見ることが出来ます。
かなり草が生い茂ってますね。ホームも所々崩れているのが見て取れます。
三嶋神社
灯台へ向かうため、典道たち一行が待ち合わせをした『茂下神社』のモデルとされています。
三嶋神社で唯一一致するカットがコレ。
石段の途中から撮影しました。
作中では境内から見た構図ですが、実際は境内からだとこの様に木々に阻まれて眼下の景色を見ることは出来ません。
境内のカットも登場しますが全く一致せず。
三嶋神社の社殿。
舞台探訪の内容は以上!
他にも、作中で登場する『灯台前駅』のモデルが北アリス線の「堀内駅」ではないかという情報や、なずなと典道が灯台へ向かう際に通る歩行者用トンネルのモデルが浄土ヶ浜マリンハウス付近のトンネルではないかとの情報があります。
機会があれば検証に行きたいですが、如何せん遠すぎる…
また、下記のカットは外川町の住宅街で散々探し回りましたが、ついに発見には至りませんでした。
特に1枚目のカットはモデルがありそう。
3枚目はなずなが登校するシーンで登場しましたが、もしかすると東北の方かも?こうゆう海岸線の風景は銚子にはないような気がします。
このカットは間違いなく鎌倉ですね^^;
千葉、東北、鎌倉となかなかに探訪しがいのある作品であることは確かですね。
未特定カットの調査は引き続き行っていこうと思います。